きろく

色々みたものについて。贔屓や推しはいない。

一瞬で力尽きた2016ねんのわたし

<たからづか>

月組

・『アルジェの男』
 アナベルさまとアンリ! が! 最高にすき!
いまでもみりおちゃんのいちばん好きな役といったらアンリをあげてしまう。
 恐らくアナベルさまよりだいぶ年上の大人の男なのだろうけど、何となく若さが見えるからファンタジー感ある。
 ラスト、笑いながら消えていくのが、わかっていてもどきどきしてしまう。
 お姫さまだっこも可愛い。
 で、色々おもいだして、いまになるとアルジェ以降の月組時代のみりおちゃんの役も幾つか観たから、みりおちゃんの好きなところは、言ってしまえば理想の年下攻感だなーと、まだおもっている、のは花にいってから殆ど観られていないからなのかもしれない、けど。
 プラトニックな恋愛の、抑圧されきってどろどろとした欲望と、相反する清廉さとの拮抗というか、あのさらりとした美しさの奥に人間くささがみえる感じ。ただ不思議と厭なリアルさを感じないのがフェアリーっぽくて凄いなあとおもっていた。
 まりもの腹! という単語がぐるぐるまわっており、これが噂の~~~! と感動した。
 霧矢さんだとおもうとどんな言動も正しく見えるというか、きっと考えがあってのことだとおもうというか。ジュリアンは最低だけど憎めない男なんだろうなあとおもうのだけど、そういう感じではないなあとみていた。
 ラスト、なにも知らずに観たから呆然としてしまって、ふらふらしながら客席を這い出たのは覚えている。
 このときはまだ真咲さんのこと、綺麗だけどジャックの小物感これでいいの?? と思っていた。し、むしろ真咲さんのジュリアン観てみたいなあ、と思ったから、まあ、好きだったんだろう、自覚以上に。

 


・『アリスの恋人』
 ほんっっっっっとうにすき! ゲーム化してくれ~~~てまだ言い続けている。
 乙女げの年下攻の境地~~~乙女げーむ知らんのだけど!
 ちゃぴがまだ強そうというか、いきなり男子高校生相手の23歳OLヒロイン(ぷりきゅあ参考に)て難しすぎでしょと今なら思うけど、当時は、一生懸命で可愛らしいけど大変そうだなあとおもっていた。
 たまきくんのウサミミもどうなの?! とおもったけど貴重だった!
 そして、この公演でまゆぽんを知った! インパクト強い! 優ひかるくんのお顔がすきで探していたら輝月ゆうまくんと出会った……95期……!
 カマネタで笑いをとるのあまり好きではないけど、うまいひとが話を壊さないようにすると嫌味がなくて楽しいなあ。
 ゆりちゃんが好きだし帽子屋が好きだし、何から何まで好きだった帽子屋さん! ノーブルで綺麗なお顔立ちというだけでなく品のあるゆりちゃんだから、情けなかったりチャラかったりしていても可愛い! 好き! と思うのだろう……ドードーちゃんとあわせてとにかく可愛いカップル……!
 あーさまの白の女王が完全に夢小説の神さまで、2000年前後に目覚めた夢女としては懐かしいような痛いような複雑な思いで客席に沈んだ。あーさまの存在感凄い。対峙するマギーさんも悪役というには情のある、背景まで魅力的な役だったから観ていて興味深かった。マギーさんはとにかく派手! 華やか! という印象が強くて、だからこそ抑えぎみなお芝居が特に好き!
 みりおちゃんの年下攻感本当にすきで、これと「春の雪」で完全にかたまってしまった。
「忘れられないようにしてやるよ」を社会人になった今もういちど観たい……年上のアリスがあの世界では敬語だし……もういちど出会ったあとふたりはどうなるんだろう……と今でもたまに妄想する。
 沢希理寿さんの「僕は君に~」をずーっとリピートするくらい好きで、この公演もとても格好良くて楽しかった。
 チェシャとヤマネが可愛くて可愛くて可愛くて、アリスの恋人まじで若手俳優で観たいとおもってるんだけど可愛い子でこの役が観たい。
 身近にヅカヲタ兼若手俳優ファンはいないのでひとりで盛り上がっている、ずっと。
 プログラムみながら細かくふりかえりたいけれど実家だ……おもいだしたように語る作品のひとつだから、本当に好きだったんだなあ。

 


・『エドワード8世』
 泣いた。
 大野先生はプログラムの人物紹介が詳しくて読みごたえがある。大野先生作演出の若手俳優の舞台が観たいです。ここでも言う。
 きりまりの、体育会系というか、「同志!」という感じの関係性がとても好きだった。まりもちゃんの退団挨拶をレポでみて、とにかく泣いた。今思い出しても泣く。
 娘役は男役に寄り添って……という感覚は特になく、「男前」な女性そのものが大好きだし、霧矢さんはどんなときでも安定している、とおもっていたから、その隣でまりもちゃんが自分の足でしっかりと立って、ふたりで輝いているのを観るのが好きだった。
 ふたりの後半からしか観られなかったので、もっとはやく劇場に行っておくんだった……と後悔している。宝塚、観るまで敷居が高かった。
 何をおもいだそうとしても退団公演だったなあ……とおもう。はじめて生で観るトップさんの退団公演だったからかな。
 そして何年もして、まりもちゃんとマサの結婚報告をツイッターで見て、2016年でいちばん幸せなお酒を飲んだ。これはわたしのなかで、りりあん女学園山百合会のおねえさまと花寺のおにいさまが、みたいな興奮というか……どんな……はあ……素敵……!

 


・『ロミオとジュリエット
 ちょうどまるまる帰省時期で何とかずらして確か東京初日だけ行った。真咲さんのロミオ。
 だいsssssっすき!
 ちゃぴのガン攻めジュリエットと真咲さんのロミオが大好きだった。
 「天使の歌がきこえる~」のときのジュリエットが完全に攻め。最強の攻め。
 一生懸命! ヒロインしてます! て感じがまだあったのかな、とおも
うけど、真咲さんのロミオが自らの力で何もかも切り拓いていくという感じではないので、しっくりきた。可愛くて強いジュリエットが、乳母にロミオよりパリスを選ぶべきだと言われるシーン、本当にそうおもうのかと聞いて、「でなきゃ地獄におちますよ」という乳母に返す、「そうなりますよう」がとても印象的で忘れられない。もうジュリエットはロミオしか要らないんだ、とおもった。
 真咲さんロミオは、何もしなくても女たちがついてきて、「遊びなら何人かと付き合ったけれど虚しいだけ……」とか言うのも「そうだろうよ」と心底おもうけど、「運命の相手を何が何でも愛し抜きたい!」という男にはあまり見えない。完全に好みの話かもしれない。
 真咲さんの、すべての矢印が自分に向いている感じが好きなので、ロミオもジュリエットを通して、通り抜けて? 巻き込んでしまって? どこかもう違うところに行ってしまっている感じがした。そんなロミオにガンガン攻めていくちゃぴジュリエットが最高だった。
 ちゃぴの「愛してる!」芝居が大好きなのはジュリエットから!
 みりおティボルトは、どんな女も抱いてきたなんて嘘では……? 少なくとも情がないと抱けないのでは……? と思いました。みりおロミオ観たかったなあ。
 そしてマーキューシオが好きなので、好きな役者さんにはマーキューシオを演じてほしい。東宝2013年版は雄大・和樹・水田くん、を選んで行ったけど、ひたすら水田くんをオペラで追っていた。

 

 

 

 

 

・春の雪

ベルサイユのばら -オスカルとアンドレ篇-(3)

・月雲の皇子

・ルパン

風と共に去りぬ(2)

・PUCK

・1789 -バスティーユの恋人たち(4)

DRAGON NIGHT!!

・舞音 -MANON- (2)

 

雪組

・オネーギン

ニジンスキー(2)

黒い瞳(2)

・仮面の男

・サムライ

ドン・カルロ

・双曲線上のカルテ

JIN-仁-(2)

・春雷(2)

Shall we ダンス?

・伯爵令嬢

ルパン三世

 

宙組

・美しき生涯(2)

ヴァレンチノ

クラシコ・イタリアーノ(2)

ロバート・キャパ

・華やかなりし日々(3)

銀河英雄伝説(3)

風と共に去りぬ(まぁさまスカーレット)

ベルサイユのばら -オスカル篇-(キタさんアンドレ

・白夜の誓い(本公演1、新公1)

・王家に捧ぐ歌

 

花組

・愛のプレリュード

・ファントム

近松・恋の道行

おかしな二人

 

星組

・ダンサセレナータ

ジャン・ルイ・ファージョン